第49話
私には自分が新しい一歩をふみだしていく言葉が見つからなかった。
しばらく本を読んでからベンチから立ち上がるとさっき来た方とは反対側の出口に向かって歩き出した。
こっち側からだとマンションに戻るには回り道になる。
公園の角を曲がるとマンションが見えてきた。
マンションからお婆さんが歩いてくる。
メガネをかけた優しそうな顔が印象的だった。
すれ違って私がマンションの前まで来ると後ろから自転車のブレーキ音がした。
振り向くとすれ違ったお婆さんが道路に倒れている。
ウソ!?ぶつかった!?
私は急いでお婆さんのところに走った。
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