第14話
「ママ、ちょっと中庭にいってきていい?」
「え?」
「息が詰まるよ。それにトイレもいきたいし」
私はトモ子と病室から外に出た。
「トモ子はもしかして学校休んだの?」
「うん」
「ごめんね」
「気にしないでよ!」
トモ子は笑いながら軽く肩をたたいた。
少し足がふらつくような気がしたけどもトモ子と話しながら中庭で休んで外来のロビーにきた。
さすがに寝巻で歩きまわるには気恥ずかしい。
そろそろ引き返そうとしたその時、私の視界に飛び込んできたものがあった。
私たちとロビーをはさんでいた人、それは――
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