第12話
『大丈夫!すぐ終わる!』そう強く思いながらシャワーを浴びた。
バスタオルを巻いてでると男はイスに座ってタバコを吸っていた。
部屋にはいつのまにか有線からのBGMが流れている。
私を見ると灰皿にタバコを押し付けて立ち上がった。
私を抱き寄せてベッドに入ると身体に巻いたバスタオルに手をかけた。"
「あっ…電気…」
私が言うと男は申し訳なさそうに
「ああ…ゴメン!そうだよな」
と納得したみたいに枕元のスイッチをいじって部屋を暗くした。
こんなとこにスイッチがあるんだ…
私はどうでもいいようなことに妙に感心した。
私の身体からバスタオルが取られた。
顔が近づいてきてキスをした。
私にとっては初めてのキス…
ビクッと身体が反応する。
正直怖い。
今すぐにでも逃げだしたい。
でも……
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