第82話
「絵の才能というのとは別物でねぇ…ですから絵の下手な人にも才能のある人というのはいると思うんだよ」
「先生、美術部に勧誘してません?私のこと」
「ばれたか」
「ふふっ、はい」
「でもね、絵の才能というのはどれだけ絵に没頭できるかだと思うよ。
それこそ人生をかけたような人がいわゆる名画というものを描けるんだろうね」
「そうなんですか。」
「だから僕はウチの部員も才能があると思ってるんだ。」
「じゃあ、智也…じゃない、大原君にも?」
「もちろん!」
先生と先輩がにこやかに何を話してるのか僕には聞こえなかった。
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