第78話

「はい!どーぞこちらです!どーぞ!」


「ありがとう。」



「そうだ!深井、安藤先輩にお飲み物を!」



「はい、先輩、お茶になります!よろしいでしょうか?」


「ありがとう♪」



深井は準備室の冷蔵庫からウーロン茶を持ってきた。


先輩はバッグから雑誌を取り出すとお茶に口をつけて飲み始めた。



「おい、智也を待ってるって…」



「わけがわからない…」



僕も訳がわからなかった。

先輩が僕を待ってるなんて考えられない。

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