第60話
2人になった体育館の裏は静かで部活の掛け声が聞こえてくる。
バスケ部かな…
私は智也を見た。
口許が腫れて痛そう…
「智也、あんなムキになって相手しなくていいんだって」
「すみません…」
「それにさぁ、かなうわけないんだから。こんななってさ…」
「僕、産まれて初めてケンカしました」
「見ればわかる!だから私が言ったでしょ?先に帰れって。言うこと聞かないからよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます