第52話
「ほら、大原もほんとのこと知りたいらしいぜ」
「いえ、先輩のこと心配だからいるだけです」
「心配?大丈夫だよ。別になんにもしねぇって」
少し間をおいてから徹が続けた。
「俺の耳にもいろんな話が入ってくるんだよ。中にはなんにも知らないで俺が大原に彼女取られたとかフザケた話もな」
それで呼び出したわけか……
なるほどね。
「事実でしょ?」
「違うね。だってオマエさあ、好きじゃないだろ?大原のこと」
「何言ってんの!止めてよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます