第13話
僕は先輩に
「先輩の楽しそうにしている姿を見ると僕も嬉しいです」
なんてことを言ってしまった。
すると先輩は意外にも喜んでくれた。
でも最後にこう言った。
「今日のことは内緒にしておいて。思い出させないで」
そしてハンカチを僕に返して駅に向かって歩いていった。
僕は先輩が涙をふいたハンカチを握りしめて先輩の後ろ姿を見ていた。
家に帰ってから友達の田口と深井に報告した。
2人は同じクラスで同じ部活だ。
1年からの付き合いで僕が先輩に憧れてるのも知ってる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます