第5話

負けた…一目見て思った。


こりゃあ無理だ……


勝負にならないっていうか桁が違う。



いるんだなぁ、世の中にはこういう子。



私だってその辺のアイドルには負けない気がするけど世界が違う。



周りの4人と校門を出たところで別れた。



私の目の前を歩いて少し離れた車に向かって行く。


事務所の車だろう。



そのとき私の後ろから人影が素早く通りすぎた。


徹だ!



どこに潜んでいたんだか徹は足早に近付くとその子の名前を呼んだ。



相手は振り向いたが首をかしげてまた車に向かう。



徹はなおも食い下がる。


まるでキャッチそのもの!




そこにマネージャーらしき人やお付きの人が割って入った。


その間に女の子は車へ。

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