第3話
「カウンター行く?」
「いいよ♪その前にロッカーに荷物入れてくる」
バッグとブラックのダウン、マフラーをロッカーに入れた私は黒のカットソーにベージュのレギンス、ブーツって格好。
仲良い子と久しぶりに再開したんでカクテルで乾杯した。
この店は六本木にあるクラブの姉妹店で、六本木の方で私のセフレがDJやってる。
その人に偽装ID作ってもらって店に出入りしてる。
学校や家に比べて街は居心地が良かった。
気も遣わなくていいし、なにより干渉されない。
ナンパはウザイけど。
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