うさぎの赤い瞳《冬》

マスク3枚重ね

うさぎの赤い瞳に映る者たち

雪山の赤い宝石ふたつ、雪の上を嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。はねた雪は僅かに動き、雪の斜面を流れてく。次第に大きな雪崩へとなり、すごい速さで人々を飲み込んだ。助からぬ人々を眺め、ふたつの赤い輝きはまた嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。



雪山の 赤い宝石 見つめるは 人々の死を 眺めて跳ねる

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