第3話 親の別居
これは、いつ頃なのか全く覚えていないけど、
親が別居した。
私は母について家を出た。
あまりに小さかったから、兄もそこにいたのかは覚えいない。
でも大人になって母に言われた。
「あのとき、あなたがお父さんに会いたい。」
と泣いたから、子どもには父が必要だと別居を辞めた、と。
責任を感じるじゃないか。
言わないでくれないか。
墓場までもっていってくれ。
これは今でも思ってる。
ちなみに兄とは年子で、妹は6歳差。
この別居は、まだ妹が生まれていない時期のお話。
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