湾岸署の刑事たちは、キーウの組織の重要な情報を記した帳簿を手に入れたものの、組織のメンバーたちは次々と逃走を図っていた。キーウの組織は解体の一歩手前で、湾岸署は次の動きに備えるべく、各地に潜伏している容疑者を追い続けていた。

新展開：介護施設の強盗事件

その頃、湾岸署に新たな事件が舞い込む。とある介護施設が何者かに襲撃され、多額の現金と医薬品が奪われた。施設の利用者たちは無事だったが、施設内の混乱に乗じて凶悪な強盗が逃走。現場には手がかりとなる傷跡や足跡が残されており、犯人が急いで逃げたことが示唆されていた。

すみれ（深津絵里）と北川（竜星涼）は、現場で集めた証拠品と防犯カメラの映像をもとに犯人の行方を追い始める。さらに、犯人が隠していた凶器の一部が植木の中から見つかり、犯人の逃走ルートを掴むための手がかりとなる。

嘘発見器と容疑者の追跡

湾岸署は施設の職員たちに事情を聞くが、職員の一人がどこか歯切れが悪い答え方をしていた。そこで北川は、容疑者の言動に不審な点があると判断し、嘘発見器を使用してさらに詳細な尋問を行うことにする。嘘発見器の結果、ある職員が事件に関与している可能性が高いことが判明し、湾岸署はその職員がキーウの組織とも関係していることを疑い始める。

逃走犯との対峙

捜査が進む中、容疑者は再び姿を消し、街中に逃走した。すみれたちは手分けして追跡を続け、ようやく犯人を追い詰める。しかし、犯人は過去の事件で追われた際に負った傷跡があり、その痕を見せながら彼の犯罪に加担していた理由を語り始める。彼は、かつて自分が傷を負った事件で介護を受けた恩人が組織に利用されているため、やむを得ず犯行に加担していたと打ち明けた。

クライマックス：事件の真相と新たな敵

犯人の話から、キーウの組織が介護施設を利用して様々な犯罪に関与していたことが明らかになる。犯人は自らの罪を認め、すみれたちに協力することを決意。最後に残る凶器が植木の中から発見され、全ての証拠が揃うことで事件の真相が次第に明らかになる。

しかし、この事件の背後には、まだ姿を見せないキーウの組織の幹部が暗躍しており、湾岸署の刑事たちは新たな挑戦に直面することとなる。組織が一体どこまで入り込んでいるのか、まだ多くの謎が残されていた。