俺が高校生の彼女をgetするまで
絵空太郎子
第1話
今は彼女はいない。というか今までずっといない。高校1年生の頃、彼女を連れてきた大学生の兄に言いました。俺は別にどーしても欲しい訳じゃないし、そんな飢えてないというか、まあそのうちできるでしょう。…と思ってました。はい。
そんな俺も今は高校3年生。誕生日はこれから17歳。兄よごめんな、俺彼女欲しいよ。俺の学年は男女比7:3だから、ぶっちゃけ彼女できない。みんなそうだと思ってた。それなのに。昨日、チャリ通の男みんなで行った買い出しで、聞いてしまった。彼女がいるらしい。なんで教えてくれなかったんだよ安達。えっ、お前もいるのか石橋。俺?…いないけど。
兄が言うには、欲しいからってガツガツ行くのは阿呆らしい。駅前でナンパしまくってたの知ってるからな。安達が言うには、友達から恋人に発展することもあるらしい。「異性友達」なんて言葉はないんだと。石橋の彼女は部活の先輩らしい。そういえばお前、女バレのマネージャーだったな。
俺は一生彼女なし宣言をしました。父よ母よご先祖様よすまぬ。一族の血は兄がきっと。
俺が一生彼女なし宣言をしてから1ヶ月。好きな子でできました。心臓バクバクいってる。名前も知らない女の子。一目惚れってやつ。もしかしてこれ、初恋じゃね。どうしようどうしよう。
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