恋する数式男子

ありもと優

第1話 窓際の席






 少し

 気になっていた女の子が

 僕の隣の席に座った


 朝、教室に入ると

 彼女は席に座り 文庫本を開いている


 僕は、わざと言う

 「眩しいからカーテン半分閉めて」


彼女が立ち上がると

 ほのかに甘い香りがする

 数秒、目が合う

 僕は何事もなかったように

 席に着く







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恋する数式男子 ありもと優 @sekai279

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