第3話

「おいおい…、怒られるの俺なんだからな」


「レオタードさん」


「はみ出そう」


「「ギャハハ!」」



俺の制止を無視して、2人は腹を抱えて笑っている。



「レオナルドさん」


「それはディカプリオ過ぎる」


「「ギャハハハハハ!!」」


「ふ、なんだよそれ、ははっ」


「…………」



くだらな過ぎて思わず笑ってしまった俺は、ジョーとシドが突然笑うのをやめてチューニングを始めた事に首を傾げる。



「はは…え?なんだよお前ら」



「よぉ、シド。楽しそうに人を馬鹿にしてくれてたみたいだな?」




ふは!?!?



振り返るとそこには、阿修羅もビックリな表情を浮かべたレオがイベのフライヤーを筒状に丸めて笑っていた。



「人が折角フライヤーを届けに来てやったのに…」


「ご、誤解だレオパ…いや、レオ…!」




スパァン!!



間髪入れずに俺の顔面にフライヤーが飛んできたのは、言うまでもない。

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