第20話
「おいおいおいおい!!」
止めに入った陸先輩も片手で振り払われて、その間に男の人は蹴り飛ばした相手に馬乗りになった。
ワックスで無造作に纏めた黒髪が、廊下の照明に照らされて光ってる。
「俺様に文句なんか百万年はえーんだよ!」
「ひっ……」
その黒髪を掻き上げて、その人は拳を思い切り下の人に向かって叩きつけた。
「拓夢」
――かと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます