第14話

国道を30分とちょっと走って。それから農道に出て。それからまたちょっと大きな道に出て立派な並木通りを20分走る。



……そしたらちょっとした綺麗なホテルみたいな建物があたしを迎えてくれた。



「お~い!」



そんなあたしに手を振る謎の人物。



単車でその人に近づくとその人は目を見開いた。



「君が飛鳥の妹の美湖ちゃんなの?」


「…あ、はい…」


「驚いたな…飛鳥にソックリだね?元々飛鳥が女顔なのもあるけど」


「……あの」

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