第3話

「ま、まぁ、飛鳥ぁ。美湖もわざとじゃないんだし許してあげなよ?寮が次空くまで今まで通りあのアパートで美湖と暮らしてたらいいじゃない」



お見舞いに来てくれていたカヨが苛つく飛鳥を宥めるけど



「話し聞いてなかったのかよ!?次いつ部屋が空くか分かんねぇっつってんだよ!!」



飛鳥の苛々は止まらない。



「幼なじみに向かってそんな口の効き方あり!?」



カヨと飛鳥の戦争が勃発しそ―――



「だいたいなぁ、こんな馬鹿な妹と二人暮らしなんかしてたら頭狂っちまうぜ!」



―――…ムカ。

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