第17話
「泣くなよユウマ~」
ユウシは床の鉛筆や消しゴムを拾って、テーブルの上に置く。
「もぉ宿題なんかやらないッ!」
涙と鼻水でベタベタになった顔で、テーブルやソファーを蹴って八つ当たりするユウマ。
「だから、"お姉さん"は、おね"え"さんなんだよ。おね"い"さんじゃねぇ。」
ユウダイは、眉間にシワを寄せてユウマに説明してる。
「なんでおね"い"さんじゃ駄目なの?」
涙目でユウマに見つめられたユウダイは
「それはユウシが知ってる。」
「え?!俺?!」
全てをユウシになすり付ける。
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