第7話

「つーか、デカハコのイベも終った事だしそろそろ新しい事したいよな?」



あのライブが終って2週間。補修や期末テストが終って、


ユキの言葉を借りるとストイックに練習する日々が戻ってきた。



「そうだね…。シドさんたちどうなったんだろうね?」


「あ、アイツら忙しいらしいよ。元々、仮契約はしてたような事言ってて、あのライブなかなか評判良かったからデビューに向けて色々と」


「凄いね?そうだったんだ?」


「アイツらをテレビで見る日も遠くないのかもな?」



この間まで一緒に話したりしてた人たちがテレビに出るなんて……。


信じられないけど本当の事なんだ。



「そんなうまい話しあんのかなって感じだけど、シドたちは前々からスカウト来てたし、そこらのインディーズより腕もルックスも良いから一華や二華咲かすと思うな」


そんな事言うなら、あたしはHOPEだって…と思ってしまう。


まぁ、デビューにあまり感心がない人たちだから仕方ないけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る