第6話
リョウジが足早に部屋を去るのには理由がある。
これから『魔王』が縄張りを歩き回る時間。
手段も相手も選ばずに暴れ狂う彼らを、あたしは毎日間近で見せられる。
だけどこの行為があった日だけは部屋で寝てる事を許される。
「ケイ。行ってくる。」
『うん…』
ドアが閉まる音と、バイクが走り出す音がしてあたしは静かに眠りに落ちた。
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