第16話 家族に強烈に叱られる(心編)
自宅に戻ったあと、おかあさんから鬼の形相を向けられる。身近なものに例えるなら、おにくそババア、しわだらけモンスター、醜いボスゴリラなどがしっくりとくる。
「心、どこにいっていたの。家族全員、ものすごく心配していたんだからね」
「出て行け」といわれたから、彩羽の家に泊まったまでだ。大人というのは、つくづく勝手な生き物である。そのことをわかっていても、頭を下げるしかなかった。金で子供を支配している親に反抗しようものなら、無力な子供はあっという間に焼き場いきである。
「ご、ごめんなさい」
しわだらけモンスターに対して、形式的な謝罪を行う。政治家が本心では謝罪していないけど、形式的に国民に頭を下げているかのよう。ただ、本心ではなかったにせよ、頭を下げるだけで屈辱的なのは確かだ。
「友達のところに、頭を下げに行く必要があるわね。宿泊した家に案内しなさい・・・・・・」
「友達のところ・・・・・・」
「そうでしょう。ご迷惑をかけたのだから、謝罪をする必要があるよね」
男の家に泊まったとあれば、いろいろと詮索されかねない。友達のところに泊まったことにして、乗り切れないものか。大人の悪知恵にも負けないような、最高のアイデアを生み出してやる。
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