第181話

「っハヤトくんは私のモノなんだから

渡さない、ぜったいにお前なんかに渡さない」


私のモノ?

プツン·····とキレた


「·····腐ったミカンのくせに」

「は?」


私はゆっくりと立ち上がり


「なにも、しらないくせにハヤトくんのこと

なにもしらないくせにハヤトくんを物みたいにいうな」


ハヤトくんをかばうつもりなんてない

ハヤトくんなんかこいつと仲良くすればいい


勝手にすればいい。けど、私に面倒をもってくるな


「え·····」

「まじ?」


「うそ·····」


マユちゃんとミヤビは私の後ろをみて驚いてる、腐ったミカンまで·····


私は腐ったミカンを殴りたくて、周りがみえなくなっていた


「は、ちょ、やめ」


腐ったミカンの胸ぐらをつかみ拳を投げた瞬間だった


振り下ろす拳をつかまれたんだ


「っ·····はなせ!」


「·····はぁ」


「邪魔するな。殴らせろ」


掴んだ人物を見ずに吐き捨てる


「·····ランカ」

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