第138話

話が始まると途端に眠気が襲うそのときだった


ガチャ

「もう始まってんじゃん」

「·····ねむい」

「割と人いんな」

「めんどくせ」

「まーまー少しきいてみよーよ。我らの末っ子のわがままなんだから」


「…すいませーん。遅刻しちゃいました」



うしろの扉が開く音にみんないっせいに振り向くと



「うそ·····」


ハヤトくんたちが体育館の中へ入ってきた


空いてるスペースをちらりとみると、後ろにいた多数がまえへ来るから、後ろの方はガラリと空いた。そのなかでハヤトくんたちは堂々と真ん中まできては床に腰をおとした


まさかあの六人がくると思わなかったのは先生たちもだった


「あーおそいですよ。ちゃんと時間は守るように。失礼しました。どうぞ、話を続けてください」


そして、マイクを通して話は再開した



「うそ、ハヤトくんたちがくるなんてレア

初めてじゃない?」


「う、うん·····だよね。なんで来たんだろ」


今までの集まりだってきたことなかったのに、どういう風の吹きまわしだろうか



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