第40話
さすがにこの高校に遅刻もせず休むことなく学校に来る人なんて居ないけど、ハヤトくんは遅刻することはあっても休むなんて…
「もしかして風邪かな?」
メールでも送ろうかな
そう思ってケータイをとりだしたとき
「あのさ、呼んできてって…言われてんだけど…」
後ろをみるとクラスメイトの1人が気まずそうに声をかけてきた
「ん?だれがー?」
「…廊下見て」
視線の先に廊下をみるとタクトさんが立っていた
ここからでもわかる。機嫌悪そう
私はすぐさま廊下へかけより、タクトさんに声をかけた
「あのー…私になにか…」
「メール送りすぎなんだよ。限度があんだろ」
「…え」
「毎日毎日おくりすぎ…しつけぇよ」
「…すいません」
そこまで送ったつもりはなかったけれども、そうなのか。多かったか
「ほんとだよ。たくさん送るとはいってたけど、返信かえってくる前に再度別のこと送ってくんなよ。返事する気うせるわ」
「…ごめんなさい」
私がタクトさんに懸命に謝るさまにクラスメイトは息を飲んで見守っていた
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