REroad 嫉楓の扁①完

２

第17話

あぁ、無理とかさっきからずっと聞いてた

そんなに嫌なのか

女の子と連絡先交換するのは

「いこーケイト

おれおしっこしたい」

「おれもー」

そして2人はトイレの方へ向かっていった

今これで諦めたらもうきっと

こんなチャンスは二度とこない

諦めちゃダメ。私は2人の後を追う

「は、ハヤトくん！

おねがいしますっ」

「いや、だから無理だって·····」

「そこをなんとか·····」

頭を下げてお願いする私をみて

呆れたのかケイトくんが

「…ハヤト。言ってやれば？」

「まー隠すことでもないしね」

「·····じ、じゃあ」

やっと聞ける！！！

ずっとずっと知りたかった連絡先！

頑張った

よくやった私

ケータイを取り出してハヤトくんをまつ

「俺、ケータイ持ってないんだ」

「·····へ？」

「だから、教えるも何も持ってないから無理なんだよね」

ケータイをもってない？いまどき？そんな高校生いるわけが

「·····嘘じゃねーよ。これほんとのはなし

俺も最初ハヤトからもってないって聞いた時は驚いた。だから俺ももってねーよ、連絡先」

そんな…ばかな

「じゃーねコヤギちゃん」

そういうとトイレへ入っていった2人だった