第4話

私が通うこの高校


県立灰番高等学校けんりつはいつがいこうとうがっこう


通称 灰番はいばん


授業はないがその代わりに課題と書かれたプリントが毎日人数分教台においてある

それを毎日手にする人はクラスの数人で私はたまに気が向いたらするタイプ


なんでもこのプリントをするかしないかで卒業に関わるとか…


灰番には不良か不良みたいな女の子がほとんどだからプリントの内容は小学生レベルの課題だ。馬鹿にされすぎてるけど、そのレベルでさえわからない人だっている


私がこの学校に通ってる理由は進学できなったからで中高一貫校であったにもかかわらず悲しくも頭の悪さが物語り進級は難しく受験せざるを得なかった


だから、この学校はただ高校を卒業できればってだけで通いだしたものだった


彼に出会う前はそう思っていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る