第48話

それがなんだというのか

若木なんて皆が潰れて当然だと、総代だって目の上のたんこぶで…


「あー…だからランカもスイから嫌われるな。俺はお前に乗っただけだし」


私はすぐにスイレンをみて…あぁ。よかったお肉に夢中だ


確かに…そう納得するなっつんとハヤトくん


「潰してほしいなんて…言ってませんよ」


リンカをシンバシから解放させたくて、それで…潰してくれなくても解放できるならなんでもよかったのに



「まぁな…若木つぶしたのは俺だけど、遅かれ誰かがやることだったろうけど…ただ一家にとっちゃそれは避けてほしいことだった」


若木はよくない

この街で特に治安も悪く、統治する組が悪いことばっかりするからみんなが煙たがっていた


だけど、みんながみんなそう思うことはなくて、あの組がいたからこそ成り立つものもあったんだ



それが…



「南蛇ヰ組」





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