第46話

お肉を適当に頼みながら、私は焼けるまでカルピスをのむ

今日はハヤトくんがお肉番長


ハヤトくんが焼いてくれたお肉が高級霜降りに感じ、歓喜する



「キョウヤくんは嫌われてるねー~うまうまっ」


なっつんはカルビを美味しそうに食べてる


「べつに…スイが俺にあーなのははじめからだ」


キョウヤさんは遠くに座るスイレンに目線を向ける



「キョウヤさん、なにかしたんですか?」


「…初対面相手に生意気だったから、すこし、説教したからな」


「「え!?」」


あはは…キョウヤさん

スイレンもなにをいったんだろう…


「…おまえら神埼がこの街に来る前に竜桜會は正式に創られた。そのときにでかい会合があったんだ…ーー」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


桜木組の屋敷にて…


「便所どこだよ…」

「ヒョウ…また、迷ってんのか?…何度かきたことあるだろ」


「ここの造りが悪い」


「はっ…方向音痴が……便所なら」

「ねぇ…ここの家の人?」


「…だれだ?」

「あー…コイツたしか…南蛇ヰの」


「蛇尾 睡蓮よ…覚えときなさいよ

客の名前くらい」


「「…」」


「…喉乾いたからなんか飲み物持ってきて

人くらいつけときなさいよ…わざわざあたしが」

「…誰に口きいてんだ。ガキが」


「は?」


「俺はこれから九頭龍をしょってたつ男だぞ」


「それがなによ」


「こい、蛇が竜にはかなわねーってこと教えてやる」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「…で、そのあと、床に正座させて一時間説教」



うわー…


「はは…それはまたきついことしましたねー」

「あははっ…相手は中学生なのに」


「関係ねーよ…俺になめたこというやつは誰だって」ピュン…スイレンがキョウヤさんに向けて箸をなげた



「ごめんなさい。あたらなかった?あたればいいのに」


「っ…くそが」


キョウヤさんの怒りにスイレンは素知らぬ顔


スイレンはほんと肝が座ってると言うかなんというか…


「キョウヤさん!落ち着いて」

「肉!肉どうぞ」

「いっぱいたべなー」


私たちはキョウヤさんを宥めた




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