第30話

「いま…なんて?」


「脱いでっていった」


「な、なんで…」


「んー…いまからヤんのに邪魔じゃん?」


「そ、そうだけど…明るいし、ここでは…ちょっと」


「俺しかいないんだから、べつによくね?

ほら、早くぬいで」


ハヤトくんは私から少し離れ、学ランを脱いだ

シャツのボタンをはずしながらも私が脱ぐのを急かす


こんな明るい体育館倉庫で服を脱げだなんて…無理にきまってる


いつもはハヤトくんが脱がす…から


自分からここで脱ぐなんて…できない



「ランカ…脱げって」


棚に寄りかかり、楽に座って私をみてる


ボタンがはずされたシャツの隙間からみえる胸元に

私だって早く行為を始めたい欲に


心臓が高鳴っていく


「う、うん…」


緊張で震える手でジャケットを脱ぎ、パサッと落とした


靴下を脱ぎおえ、シャツのボタンに手をかけ、一つ一つはずしていく


ハヤトくんがみてる


私を

私が脱いでいく姿を


ハヤトくんはまっすぐに私だけを見つめてる



ランジェリーをできるだけ隠しながら、シャツを脱ぎそれを落ちてるジャケットの上におとした


「…今日はピンクか」


「う、うん…」


今日の下着はピンクの花柄、レースつき

これまた私の好きなエロかわランジェリーシリーズのひとつでショーツはヒモなんだよな



「…下もみせて」

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