聞こえない告白
天川裕司
聞こえない告白
タイトル:聞こえない告白
彼女「ふぅ〜、今日も疲れたねぇ。でも楽しかった」
そう言う彼女の後ろ姿を見ながら、
俺もこの幸せなひとときを過ごしていた。
「ああ、疲れたけど楽しかったね〜♪また行こうね」
彼女「うん♪」
「今度はさ、アクアリウムとかも良いかもね。前から行きたいってお前も言ってたし」
彼女「そうだねぇ、水族館、私今まであんまり行ったことなかったから」
「じゃあ今度行こう♪」
彼女「でもこうやってさぁ、2人一緒に居られるのって幸せなことだよね♪」
「ん?ああ♪これからもずっと一緒に居ような」
彼女「…うん。好きだよ」
「ハハ♪そんなふうに言われるとちょっと照れるよ」
彼女「なぁんで〜?照れることないじゃない」
「ハハ、まぁそうなんだけどさ♪」
彼女「あそうだ、今日、喫茶店行かない?ほら、前に教えてくれたあのキリマンジャロがおいしいって有名店♪」
「あーあの店かぁ。良いなぁ、行こっか♪」
彼女「じゃあ私も帰ってすぐ支度し…」
彼女の肩をポンと叩く俺。
「キミカ、ずっと愛してるよ♪ずっと一緒に居よう。喫茶店も今からすぐ一緒に行こうな♪」
いきなり肩を叩かれてビクッとした彼女は、
彼女「………な、なに、だ、誰…」
そう言いながら、
両耳に付けていたイヤホンを外した。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=YcS-qfLvqG8
聞こえない告白 天川裕司 @tenkawayuji
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