第26話真理の部屋で愛を叫ぶ2

「ここは、真理の部屋です」「真理の部屋?」真理の部屋。

 この真っ白な何もない部屋に、私の母の姿をした。

 何かと、私は話している。「真理の部屋って、何ですか?」

「う~ん~難しい質問をするねぇ~まぁー簡単に言えば。

 人間の本質を見定める部屋かな」母の姿をした。何かが

 母の姿で、答える。この状況に、理解が追いつかない。

「あの」「うん?なにかな?」「お母さんの姿で、話の

 やめてください」「どうして?」「変な感じがして。

 あなたの話が入ってこないからです」

「あぁ~そうか~じゃあーこれだったらいいかな?」

そう言って、母の姿をした。何かが、母の体が急に

光りだし。一瞬で、ピカッと大きく光りだし。

光りが、人間のシルエットになり。大きな光が段々小さくなった。

すると、そこに現れたのは。「フ、フランヌ?」フランヌだった。

「こっちの方がいいかな?」フランヌの姿で、フランヌの声で

 話す。何かが、私に聞いてくる。私の目から、また涙が零れた。

「フランヌ。会いたかったよ・・・・・・」涙声で、フランヌに

話しかける。すると、それを見ていた。フランヌは「あぁ、ごめん。

この姿はマズかったね。すぐに、他の人になるから」「それでいい」

「そう、本当にいいの?」「うん」フランヌの姿をした。何かが

私にフランヌ姿で良いのかと聞いてきたので。私は、大きく首を

縦に振った。「そうか。君がいいなら。じゃあ、この姿で話すよ」

フランヌ姿をした何かが、私の方に向き。頭を下げる。

「どうも、初めまして。私は、真実を司る者ミトラと申します」

「真実を司る。ミトラ?」「私は、ここで真理の部屋の管理をしています」

「この部屋の管理を・・・・・・」フランヌの姿をした。ミトラは

 自身の役目を。私に説明してくれた。「あなたのような。現世で、罪を

 犯した者の見分けて。その者の処罰を決める者です」

 「罪を犯した者って・・・・・・。私のこと?」「はい」私は、自分が

 罪を犯した者だと知り。驚愕をした。「私、何も罪を犯していませんけど」

 私は、ミトラに弁明した。すると、ミトラは、フランヌの細い手で

 フランヌの顔を指した。「あたなは、この者を死の世界から。現世に

 戻した。それが、あなたの罪です」「はぁ?」耳を疑った。

 私が、フランヌを蘇生したから。私は罪を犯したって・・・・・・

 そんな事って、そんな事って・・・・・・。「何で?」「はい?」

 「何で、フランヌを蘇生しちゃいけないの?」私は、怒ったような

 激しい言葉をミトラにぶつけた。「何で、ダメなんですか?」

 「それは・・・・・・一度、現世で死んだものを甦らすのは。

 真理的にダメなんです」私の問いに、ミトラはフランヌの声で

 「そうだね。君の行いは間違っている」フランヌの姿で、フランヌの

 声で。ミトラは、冷酷に言って来た。「・・・・・・」私は、何も

 言葉が出なかった。「本来、人は死んだら。死後の世界で、自身の

 人生の終了を認めないいけない。でも、君が、君が自分のわがままで

 錬金術を使用して。死んだ人間を蘇らせた。君たちは、人の真理を

 破ってしまった。自分たちの愛のために」自分たちの愛のために

 人の真理を破った?「何それ?」「うん?」「お前らに、何がわかるって

 言うの?」「何って?私は、人間の正しき行いを見定めるのが」

「お前らに、お前らに。お前らに、私たちの愛の何がわかるっていうのさぁー」

 私は叫んだ。真っ白な真理の部屋で、フランヌの姿をした。真理を司る者

 ミトラの前で。私は、大きな声で叫んだ。自分たちの愛を誰かに否定された。

 そんな気持ちになって。悔しくなって。思いきり叫んだ。

 「私とフランヌの愛をお前らごときが否定するなぁ!」自分でも、ビックリする

 ぐらいの大声で。私は、愛を否定する者に。自分たちの否定された。愛を

 叫ぶことしかできなかった。

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