恋愛コンプレックスに悩む男の恋愛持論

ゆずリンゴ

『好きになるって何』

『恋』、それは早ければ3歳の子供でも体験するし成人するまでに体験しない人もいる

ヤツである。

好きという言葉にはlikeとloveの2つがある訳だが、そのloveこそが『恋』だ。

―――ということで、先日小学生から中学生の間ずっと片思いしてた人を夢で見た事をキッカケに恋愛に関する持論について語りたくなったので語ります。


正直、恋愛感情って難しくないですか?

「恋した相手を見ると胸がドキドキする」というのは私としては常識なのですが、

逆にこの「ドキドキ」以外にその人が好きかどうか判断する方法ってありますか?

まぁ、ありますよね。

好きな人が他の異性と話してるのを見て、嫉妬した事をキッカケに初めて自分の気持ちを自覚することもあるのですから。

そして、その時には胸が『ズキズキ』と痛みます。

ですが、それは親しい友達が自分の知らないクラスメイトと仲良くしてるのを見ても似たような感覚になる事はありませんか?


こんな感じで恋愛感情の判断基準の例に2つのものを挙げましたが、『ドキドキ』も『ズキズキ』も恋愛感情を抱いていない相手にも抱くんですよ。

私は思うのです。

これらの感情を抱いた時にそれが『好き』という感情から来る物なのか判断するのは難しくないか?と。

その感情を抱いた相手が異性であればそれが『相手に恋愛感情を100%抱いている』とはならない……


そんな好きという感情の曖昧さ故に私は「自分は本当にこの人が好きなのかなぁ?」と悩んでいた時期がありました。

正確に言えば中学1年生の時の話なのですがその時の私は、小学生の頃からずっと片思いしていた相手の事を本当に好きなのか頭を悩ませたのです。

そして、悩みを悪化させる要因として同時に複数の異性にも恋愛感情を抱いていたというのもあります。

不誠実と言うべきか、すぐ好きになる単純男と言うべきか……

でも、勝手に複数人を好きになるのは別に悪では無いですよね。無いですよね?

ただ好きになっただけですから。

とはいえ、付き合ってる異性がいるのにも関わらず他の異性に気持ちをうわつかせるのはアウトですよね。


そんな、すぐ惚れる単純男の私ですが

『好き』が分からなくなった期間を通し、

恋愛感情について考え方が変化しました。

中学時代の友人に相談した事が大きかったと思います。

その友人には好きな人について相談された事があるので、どうやって恋愛感情を判断しているのかを質問してみたのです。

そして帰ってきたのは……「好きな人には胸がドキドキする」でした。


凄く普通でした。ですが、『好きな人に胸がドキドキする』という事は実際間違ってないんですよね。

私は気づいたのです。同じ『ドキドキ』でも好きな人とそう出ない人で少し違うと!

これは感覚の問題なので他の人がどうかは分かりませんが、少なくとも私はこの『ドキドキ』とした感情に違いを感じたのです。


同様に好きな人が複数いる問題ですが、

改めて考えると「多分好きじゃねぇや」と

なりました。

正確には「(もう)好きじゃない」ですね。

結局私は1度好きだった時期があったからこそ、未だに好きだと勘違いしていただけでした。

これについて分かりやすく説明すると、『1度見た夢』を思い出すことありますよね?

そして、それを繰り返した結果どうなるかと言うと―――1に変化するのです。

それを繰り返すといつまのにか、『本来は存在しない自分に都合のいい解釈』が挟まりその『存在しない記憶』があたかも実際に見た夢と錯覚するようになるのです。

これと同じで私はその人を『好きだった頃』を思い出していたから「まだ好きだ!」となっていたのです。そして実際には本当好きなのは1人だけだったのです。


こうして自分の好きな人については理解出来たのですが……その先にも私を待ち受ける大きな障害がありました。











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