夜景

かき猫またたび(オス)

夜景

あかりは営みの証


まえで光る住まい一つひとつに灯る暖色も


規則的にサインを交わすように交互に点滅する2つのビルの明かりも


低空を流れる星のように向かってくる旅客機も


皆誰かが、何かが、営む証だ


蛍が愛を求めて光をやどすように


誰かの思いや、考えが、行動が、浮かび出ている


灯籠流しのように私も、と手にとってひとつの大きな流れに加わる


流した灯火は誰かが見ている


明るさ、大きさは違っても生き物はあかりに集う


あかりの揺らぎは息づかい、伸びては縮む生命の息吹


赤かったり、青かったり、緑だったり


嬉しかったり、怒っていたり、悲しかったり


個体によってバーラバラ


けど、誰かはきっと見ている


あかりがあれば人は目を向けたくなるものだから

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夜景 かき猫またたび(オス) @kakinekomatatabi_osu

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