第11話
キュッとシャワーを止める音がした。
朦朧とする意識の中で背中と膝裏に手が回ったのが分かって、フワリと身体が浮いた。
薄暗い浴室。薄暗い廊下。薄暗い寝室。
え?と思った時にはもう遅かった。
「きゃあ!」
浴室から運ばれて、濡れた身体をそのままにベッドへなだれ落ちる。お互いの濡れた身体がシットリと重なり合う。私の上に跨って顔の両側に手を置く蓮くん。
「美鈴って体力ないよね。まぁ、そこが可愛いんだけどね」
「ぁあ…」
今だに肩で息をする私を見下ろしていた蓮くんは、再び行為を再開させた。
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