"短編は難しいという話"


まずはこの文章を読んでみて下さい。



「オレも昔はギターでメシが食えたらって思って。随分練習もしたんだけど、難しくって諦めた。それからはハシで食うようにしたよ」



俳優の高田純次さんの言葉です。


これを読んで凄いと感じないのであれば、書く前にもう少し色んな作品に触れたほうがいいかもしれません。



ここまで少ない文字数でこの完成度。

(この話の場合は文章の先入観のトリックで面白くしています)


同じように書けと言われても私には無理です。


短い話は伏線を張ることが困難。

つまり伏線を回収することで面白くすることが難しいです。


しかし、この言葉からわかることは面白さは伏線の有無ではない。


大事なのは"冒頭"と"結末"なのだということ。


「小説を書くからには完結させなければ経験値にならない」というのはネット上でも書かれてあります。


ということも含めて……



***最初のわたしの創作論はコレ***


短編、長編に限らず、


"まず考えるべきなのは最初と最後、冒頭と結末である"


というものです。


中身が多ければ多いほど、面白みは増していく。

短編よりも長編の方が長いスパンで伏線を張れるというメリットがあるので、回収まで時間を掛ければ掛けるほど魅力的な作品に仕上がるのです。


しかし長編を書くには凄まじい根気と時間が必要ですので、まずは短編を書いて完結させてみましょう!


簡単なもので大丈夫。

できれば、お題に沿って考えると作りやすいです。


作る時は、まず最初と最後を考えて、できれば"ラストの結末"が"冒頭のスタート地点"へと戻るように書くとテクニカルです。

これは長編でも使えて、私も完結作品に使いましたし、今の作品でも取り入れようとしてます。


短編を考えて完結させることできれば、とても創作レベルがアップしますよ!






……と偉そうなことずっと書いてますが、実は私、一度も短編なんて書いたことないんですけどね。


なにせ難しいですから。




"短編は難しいという話"(おわり)

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