心の窓
天川裕司
心の窓
タイトル:心の窓
隣の部屋では何してるんだろう?
隣の部屋に1人、誰かが住んでるのは知ってる。
でも私はどうも奥手な方だから、
部屋から出ても誰とも挨拶をせず、
隣の人とも挨拶しない。
顔が合っても挨拶しないんだから、
きっと私のことを嫌に思ってるだろうか。
でも、顔が合ったと言っても、
私はいつも地面を見て歩いてる方だから
その人の顔をまともに知らない。
だから今、このアパートに誰が
住んでるのかもよくわからなかった。
だからせめて、隣の人の事だけは
ちょっとぐらい知りたい…なんてそう思ってたんだ。
「どうしよう…今部屋から出てって、挨拶でもした方が良いのかなぁ?でも、いきなりそんなことしたらやっぱり驚くかな…」
最近どうもこんなことで悩み続ける。
良くないことなのか。いやこれが普通なんだろうか。
でも思いきって部屋から出てみることにした。
せめて隣の人とぐらいセッションを持ち、
それなりに人間らしい、
人並みのコミュニケーションぐらい取らないと。
(隣の部屋)
男「ん?……うぉおおわあぁあぁあ!!!」
挨拶に行くと、隣の部屋の人は驚いて、
そのまま部屋を飛び出し、どっか行っちゃった。
(2階の窓の外にぼーっと立ってる主人公)
やっぱりいきなり挨拶するのはよくないね。
人間誰しも心の準備と言うものがあって、
会いたくてもちゃんと段階を踏み、
コミュニケーションを取るにもそれなりの
準備がまず必要だとこの時改めてわかった。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=zen-AxAZNEA
心の窓 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます