掌の詩曲集
ありもと優
第1話 バカンスの終わり
ふてぶてしい
飼い慣らされた者よ
その濁った目には
充血した いのち
自由がない
物事の確信を
隠すことに慣れた者よ
その狂った耳には
情熱が届かずに
不旋律だけが流れている
悪魔の調べは
精神の片隅に置き去り
堕天使が笑う
笑っている
黄昏の空虚に星が降る
満月の時
瞬きを忘れて
遥かな世界を感じている
掌の詩曲集 ありもと優 @sekai279
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。掌の詩曲集の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
言葉「あっ痛い」/ありもと優
★9 エッセイ・ノンフィクション 連載中 13話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。