嘘告だった元カノはなんでもする依存ヤンデレになった。
エアコン
第1話
中学から付き合っていた・・・いや嘘告だった彼女と別れた。
それは良かったんだ。
その時間は虐められてる俺なんかに勿体ないくらいすごく大切な時間だったし、
高校に入ってからも虐められてるけど、それも彼女は近くにいてくれた。たとえ偽でも居てくれたんだ。
その元とはいえ彼女が困っていたから助けたかった。
だから、助けられて嬉しかったのに
なのに・・・
「・・・お母さん」
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嘘コクだったことにする筈だった。
中学生の頃、彼に告白して私は中学最後には彼氏が居たことがあったと記録を作る為にそうしたかった。
だけど、彼は小説の才能があったらしく中学生でありながら金を自分で稼いでいた。
私はその恩恵を貰うことにして色んな物を買ってもらい、色んな場所に連れて行って貰うことにした。
私は案外彼と別れないでこのままでもいいかもと思った。
だが、高校に入って一年転校生が来て一目惚れをして予定通りあの時は嘘こくだったと伝えて別れることした。
結果別れられたのだが、予想外のことが一つあり、彼は嘘告だったことを知っていたらしい。
だけど、私と居るのが楽しくして黙っていたらしい。
別れたあと、私は正直後悔した。
彼との思い出は楽しかったし、彼と別れてまで彼を狙う意味なんてないことに別れてから翌日想いなして気付いた。
でも、もう戻れないし当初の予定通り私は彼と付き合うことを目指した。
結果は成功した・・・筈だった。
最初はなんだかんだ嬉しかった。
やっぱり一目惚れするくらいしカッコいいし、でも転校してきた理由なんて知らなかった。
彼が、女の子を誘拐する所を目撃・・・共犯だと疑われた。
結果、私は学校を辞め掛けた。だけど彼が周りの人から必死に情報を集めて私の共犯じゃないと暴いてくれた。
おかげで私は冤罪が認められた。
私は彼に今度こそ一生を尽くそうと誓った。
だけど、事件は起きた。
「・・・そんな・・・そんな」
共犯者は私じゃなくて他にいた・・・他にもいた。
「・・・優くん」
「ごめん。今は1人にして欲しい」
犯人の仲間が彼に復讐を企ており
そして、
「・・・」
彼のお母さんが巻き込まれ死亡した。
「・・・」
私は後悔した。 何もかもを間違えた。
犯人達は捕まり、未成年だが殺人を集団で起こした為当然もう学校には戻って来れない。
「そんなこと・・・」
大切なお母さんを無くした彼の悲しみに比べたら、そんなの慰めにすらない。
そして、私はある時に彼から手紙を貰った。
その手紙の主は亡くなってしまった彼のお母さんからだった。
私はどうして、こんな私にと思い読むと
手紙の内容は、今から殺されることが分かっていること・・・そして殺されても私が原因だとは思わないで欲しいとあった。それが優の望みだから・・・でももし復讐を望むなら受け入れて欲しいと・・・だが、彼女自身は何も私のことを恨んでない、むしろ息子が毎日嬉しそうに話してくれてのを聞いており感謝していると書いてあった。
最後に出来れば・・・息子を幸せにする
手紙は少し汚れているし、字も少し震えた感じだった
きっと、本当はこんなことを描きたくないはないのだろう。
でも、それでも私と彼の為に書いてくれた。
「・・・約束します。お義母さん・・・必ず彼を幸せにしてみてます。」
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