第32話

そして、ハロウィン当日、

わたしは魔物の姿にもどったらそれがコスプレ。

メグミさんは聖女。

生徒会長は猫娘。

タケルは勇者。

ケイは狼男。

そしてサトル君はヴァンパイア。


皆で生徒会長のお宅に集まって仮装してパーティをしていた。


王様ゲーム?

勝った人が負けた人に命令するの。

もちろん私は勝ったときにメグミさんにタケルにキスをするように命令したよ。

メグミさんたらほっぺにチューでごまかそうとしたからちゃんとくちにさせました。

顔、真っ赤にした二人がかわいい。あれ、なんでサトル君も顔赤いの。


次に生徒会長が勝って、タケルに命令。

「メグミさんと一緒に隣の部屋に行って勇者の剣を持ってきて」


顔を見合わせる二人だけど、そのまま素直に部屋に入っていく。

それを確認したら外から鍵を掛けてさらにケイの魔法で締め切る。

そとから生徒会長が声を掛ける。

「そのへや、男女二人で入ったら、セックスしないと出れない部屋だから」


しばらく二人はじたばたしていたようだけどそのうちに甘い声が聞こえてきた。

盗み聞ぎはだめよね。そう思って振り返るとそこにはサトル君しかいなかった。

「二人は?」

サトル君にケイと生徒会長の行方を聞くと、

「ちょっと、せ、、たのしんでくるって言って二人で、、」

顔を真っ赤にして答えてくれた。


「あぁ、我慢できなくなったのね」


廊下の方を見てそう独り言ちてると、後ろから抱きしめられた。


振り返った私にサトルくんが口づけてきた。

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