第9話

ばしっ!


こちらにはないはずの魔法、まさか?!

そう思った瞬間、そいつは逃げた。


残ったのは、男たちと慰み物になっている少女、そして縛られた少年。

私は男たちの意識を奪い少女を助け出した。


「あ、、ありがとうございます」

「お礼はいいから早く服を着て」

「はっ、はい!」


少女が服を着たのを確認して外に出してあげる。

そして外に出たとたん記憶を奪う。

これが初めてかどうかは知らないけれど、嫌な思いは忘れて欲しい。

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