違う世界

第3話

気が付くと宿屋のような狭い部屋だった。天井も低いし、この世界の冒険者の宿かしら?


「目が覚めたのね、よかったぁ」


声のする方を見るとメグミさんが心配そうにこちらを見ていた。

その隣には仏頂面した勇者、いや、タケルだったかな、が居る。


「本当にメグミを戻してくれたんだな、、、ごめん」


私は白い柔らかい服を着せられて柔らかいベッドの上にいた。


「ここは、、、?」

「タケルの部屋。ユリさん、タケルを帰してくれてありがとう」


うん、よかった、メグミさんもタケルも元居た世界に戻せたんだ。

それはそうと、、、私までこっちに来ちゃったのは失敗だったなぁ。戻る方法考えないと。

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