第3話ゲイバーにて
クラブみたいに盛り上がってる。僕らはゲイバーの道路を突っ切って、マスターにオレンジサワーを注文した。
その時だった。
「へい、ボーイ」
外国の人が話しかけてきたのだ。
「へ、へーい」
ぎこちなく返すと、外国人は英語で何だかよくわからないことをベラベラと話し始めた。
一緒に来ていたかずまが隣で緊張しているのが見てとれる。英語が少しできるかずまによると、どうやらこの男はデイビッドというらしく、僕に好意を持っているようだ。
「よかったら、一緒に、飲みませんか」
デイビッドは普通に日本語が話せた。かずまは気を聞かしてくれたのか、僕らから離れていく。
僕、ノンケなんだけどなあ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます