Little Wonders

Hurtmark

裏設定(読まなくても大丈夫)

科学では説明の付けられない超常の総称。神々の狂気、或いは本性から生まれたそれらは、我々を嘲笑うための落書きなのか、人類とは違い宇宙的な存在理由があるのかもしれない。


蜘蛛

“蝶”を除去、または制御する国際機密組織。超常世界から人類の平穏を守護するべく命を懸け戦っているが、決して正義を名乗らず、人類自身の争いや混乱に対しては不干渉を貫く。深層情報網“ダークウェブ”を構築し、地球全域で蝶を警戒する。欧州連合及びイギリスに本部を持ち、主要諸国にも支部を展開している。


対象

“蜘蛛”の制御下に置かれた“蝶”。より危険な蝶へ対抗するための兵器として運用される。


除去

“蝶”を殺すこと。


ダークウェブ

神々の廃棄物から創り出された、超常世界のインターネット。“蜘蛛”のみによる利用を意図されていたものの、結局は“蝶”や“青羽”からも交渉手段として濫用されてしまった。文明の拡大に伴って自律進化する機構であり、理論上は銀河規模にまで発展し得る。


青羽

“蜘蛛”の他に超常世界において影響力を持つ勢力の総称。彼らは蜘蛛にとって難敵であるが、その殆どは対処可能な危険度とされている。ただし、“蝶”と同じく、在り得る未知の脅威はどれだけ悪い想像を巡らせたところで限りが無いため、蜘蛛が最高位の権威であると奢ってはならない。


等級

“蝶”の超常性を多角的な観点から判定したもの。目安として、人間が一生のうちに遭遇する超常の多くは、“蝶”とすら定義されない程微弱か、最下級でしかなく、“蜘蛛”が動くことはない。

ED(エド)

ソレは日常の中で時折遭遇するちょっとした不思議であり、危険性はあるとしても可愛らしいものです。

二、三割の人間が一生の内に遭遇します。

DOVE(ドーヴ)

ソレは怪談や御伽噺の範疇を超えて、人類に対し実害を与え得る恐るべきものです。対応には軍事力の投入や、蜘蛛の介入が必要です。

数百人に一人が一生の内に遭遇します。

CATHAL(カタル)

ソレを除去、または制御するには、人命の犠牲を覚悟しなければなりません。しかし捨て置いていれば、数千人を危険に晒すことになります。

一万人弱に一人が一生の内に遭遇します。

BENJAMIN(ベンジャミン)

ソレに対抗する為ならば、戦争中の国々が滅亡を防ぐために団結し、共通の敵に勝利するまでの間は全世界が停戦となるでしょう。ソレにとって人類は、地球という巣の中に蔓延る蛆のような下等生物であり、人類の文明力では太刀打ちできません。蜘蛛が制御下に置く対象が、限られた武器となります。

世界全体で一世紀に一度、滅亡の危機を齎します。

ANATHTASIA(アナスタージア)

もしも我々がソレと相対したならば、すべきことは自ずと分かるかと。目を閉じて最後の祈りを唱えましょう。願わくば一息に消し飛ばされるようにと。本当に冗談ではありません。ソレが降臨した時、蜘蛛は死力を尽くして抵抗しますが、現地球人類絶滅の可能性は高いでしょう。

地球上では数千年~数百万年に一度、その力が振るわれた痕跡があります。

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