第6話

自分と同じくらいの年齢の子が、

ステージに立って、

何百人もの人を熱狂させている。


名古屋の野外音楽フェスでも、

借りてきた猫が、

演奏し……、


最前列の女の子たちは、

キャーキャーと、

歓喜する。

遠くの方では、

観覧車が

ゆっくり、

ゆっくり


まわり。


その下で、

両手を振っているファンの子たちが、

赤、青、黄色と

色鮮やかな

服を着て……、


まるでミュージックビデオの中の

風景みたいに?


白黒だった映像に、

パッと、

色がついていく感じがした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る