02

第13話

翌朝、アラームが鳴るよりも先に目が覚めた。




顔を洗って鏡に映るワタシを見る。



この髪をショートヘアにでもしたら





天使なんて言われなくなるんじゃない?




なんてことが頭をよぎった。




もともと髪を伸ばしていたことに意味はないんだから。








だけどそんなことしたら不破凛らしさがなくなって、下手したらあの人の機嫌を大きく損ねてしまうかもしれない。








そんなことを考えていたら







「お嬢様、おはようございます。」







石倉さんがやったきた。

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