第7話

昼休みになり食堂へ向かう。


その道中に、見慣れない顔に何度か

「不破さん、こんにちは。」

「不破さん、お加減はいかがですか。」



なんて声をかけられたけど





「本当に凛が知らない人たちよ。

少しでも顔を覚えてもらおうとしてるのよ。

気にしなくて大丈夫。」



と愛菜が教えてくれた。






食堂というよりカフェテリアのようなそこは生徒で賑わっていた。




裕福な家庭が多いこの学園では、食堂のメニューも充実しているし、事前に申し込んでいればどのメニューも定額で食べれるようになっている。




5人の中では夏樹以外だいたいみんな買っているらしい。




私もこれからお弁当作ってこようかな


そんなことを考えたけど、ふわりの印象とかけ離れてる気がして頭からかき消した。

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