第7話
私は蚊帳の外で、2人の話は気になるけれども
「ううん。やる!!
是非ともさせてください!」
とあの引っ込み思案なヒカルが目を輝かせているからよしよう。
斉藤くんはというと
「えっ、本当に。」
と驚いていた。
「うん!本当に!
私に、任せてね!」
とヒカルが言い終わるのと同時に
「夏樹!大丈夫か!」
とサッカー部の人たちがお見舞いに来た。
「そろそろおいとましよっか?」
と小声でヒカルに尋ねると、コクリと頷いた。
私たちは斉藤くんに会釈して、病室をあとにした。
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