第4話

すると




「あれは事故だし仕方ないよ。玉城さんが気にすることじゃないから。」





と神対応並みの反応の斉藤くん。






「でも、骨折とかしてるんじゃ...」





「右腕だけね。まぁ、腕だしね。

それに、俺左利きだから日常生活にそんなに問題ないし。」







とどこまでも神対応すぎる。






「それでもサッカーの試合があるよね?」





1年にしてサッカー部のエース的なポジションにいる斉藤君。

負傷の代償は大きいはずだ。








「まだ本戦まで時間あるし予選の間に治せば問題ないよ。足だけでも簡単なトレーニングできるしね」



とはにかむ斉藤くん。




2人のやりとりを見ながら

サッカー部のエースだからってだけでなく

こういうところが女子からの絶大な人気を集める理由なんだろうなと改めて思った。






「夏樹もこう言ってるし気にしないでね。

治る怪我なんだからね。

それに、あなたが怪我しなくて本当によかったわ。」




と斎藤くんのお母さんまでもがとても優しかった。




だから、ヒカルは




「齊藤くん、本当にありがとう。

斉藤くんがいたから、私無事だった。」





と最後はお礼を言った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

secret letter オオキユイ @lily_yui

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ